バイオマス発電

敦賀グリーンパワーのバイオマス発電設備は、木質チップの燃焼に適した設備であると同時に、環境にも配慮を施したものとなっております。

バイオマス発電の流れ
バイオマス燃料倉庫敦賀港から輸送された木質チップはこの燃料倉庫に保管されます。常時数百トンのチップが保管されています。
排気塔燃料を燃焼して発生するガスはバグフィルタで煤塵をろ過し排気します。高さは約80mで、周辺への環境を考慮した設計となっています。
ボイラチップを燃焼する事で高温・高圧の蒸気を発生させます。循環流動層ボイラと呼ばれるタイプで、燃料を炉内で循環させながら燃焼させる為、チップのような燃焼しにくい燃料に適しています。
蒸気タービンボイラで発生した蒸気を利用し、タービンと呼ばれる回転式原動機で熱エネルギーを回転エネルギーに変換します。
発電機タービンを回転する事で得られた回転エネルギーを利用し、発電します。毎時37MW(定格出力)もの電力を生み出します。(約7万世帯相当)
トランスヤード(変圧器)発電された電力は変圧器で電圧を調整し送電網に送られます。
運転制御室(DCS)日々の運転はDCS(Distributed Control System)によって、設備の運転状態を管理する事で維持されています。24時間絶えず運転員が監視しています。
取水・排水設備発電所内で使用する水は隣接する工場の排水をくみ上げる事でまかなっています。排出する際には環境基準の遵守を徹底し、浄水しています。
鉄塔変圧した電力は鉄塔を通じて、各需要家に届けられます。